環境性能表示制度

環境表示制度1

2020年9月18日

環境性能表示制度は自治体が定めた評価基準に基づいて、戸建やマンションの省エネルギー等に関する性能(環境性能)を評価する制度です。

地球温暖化対策に配慮した建物が市場で評価されるようにすること、建築主の地球温暖化対策に関する取り組みの促進、購入者が環境に配慮した建物を選択しやすいことなどを目的に制定されています。

 

環境性能表示制度を導入している自治体とそうでない自治体がありますが、大規模なマンションや一定規模以上の戸建に表示を義務付けている自治体が多いようです。

導入している自治体では建築会社や不動産会社は性能評価の実施と評価結果を広告・ホームページ等へ告知することが義務となっています。

 

環境性能表示制度の評価とは

評価の内容は省エネルギー性、緑化、ヒートアイランド対策、太陽光発電の利用などの項目をマーク等でランク分けし、総合評価を表示するなど各自治体で独自の表示形式を作成しています。

省エネルギーや環境負担の少ない資機材の使用から室内の快適性、景観への配慮などを総合的に評価するシステムに、「CASBEE(キャスビー)」というものがあります。

こちらは国土交通省住宅局の支援を受けて一般財団法人 建築環境・省エネルギー機構が開発とメンテナンスを行っている建築環境総合性能評価システムですが、これを基にアレンジを加えて評価制度を設けている自治体もあります。

 

ただ、知っておきたいのはあくまで自治体が認定するものではなく、販売等を行う建築主がこれらの評価システムを基に自己評価を行い掲示するものであるということです。

環境性能表示制度2

建築物省エネルギー性能表示制度 BELS

BELSのマークを目にしたことがありますか?

国土交通省では建築物のエネルギー消費性能の“見える化”を通じて高性能の建物が市場で評価され、市民に選ばれるような環境整備を整えるべく「建築物のエネルギー消費性能の表示に関する指針」を制定しました。

BELS(Building-Housing Energy-efficiency Labeling System)は、建築物の省エネ性能表示のガイドラインに基づく第三者認定制度で、新築・中古を問わず全ての建築物を対象とした省エネルギー性能等に関する評価・表示を行う制度となっています。

 

住宅事業建築主や建築物の販売や賃貸を行う事業者はこれらのエネルギー消費性能の表示の努力義務を負うようになったのです。

 

こちらも表示物件が市場に広がって定着してくれば、居住者のみでなく日本全体の住環境の改善につながることですので、今後の展望に注目したいですね。

 

一般社団法人 住宅性能評価・表示協会公式ホームページ

 

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